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zoom RSS 病床稼働率 開かれた社会と閉じられた社会での意味の違い

<<   作成日時 : 2008/06/13 02:09   >>

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病床稼働率とは病棟の総ベッド数に対する実際に入院患者さんが使っているベッド数の割合のことですが、病院経営上は(あたりまえのことですが)100%に近いほどよいということになります。最近長期入院に対する医学管理料は抑制されてきましたが、それでも患者さんが たくさん泊まっているほど儲かる という構図は変わりません。たとえば患者さんを速やかに治療して早く退院させれば次の患者さんが入らない限り稼働率は減って赤字も増えます。空いたベッドに次の新しい患者さんが入院すれば稼働率は元に戻り収益も確保されます。これは 開かれた社会にたくさんの病院が競合している 場合においてはよい競争関係が生まれそうですが、閉じられた社会における医療機関が限られた地域 では困ったことが生じます。たとえば入院患者さんを速やかに治療すればするほど患者さんは早く退院し空いたベッドに新規の急患がどんどん入るうちはいいですが、治療や予防活動がうまくいけばいくほど新規の患者さんは減少し、結果として稼働率が下がります。すなわち入院および外来患者さんを上手に治していくほど救急患者さんや入院患者さんは減少し、病床稼働率は低下し経営上は悪化するということです。
病院が足りなかった時代から飽和状態になった (・・・と私は思いませんが一般病床や療養病床の削減が行われるのは誰かがベッドが余っていると考えているのだろうと思ったので・・) 現代においては、「そんなにがんばらなくても適当に満床になっていれば病院スタッフも経営者も楽だ」という診療報酬制度は な意味で 限界に近づきつつあるのかもしれません。

「満床」で救急搬送拒否の病院、半数は「医師不足」 厚労省調査

記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2008年6月11日】
救急搬送:「満床」で拒否の病院、半数は「医師不足」--厚労省調査

 ◇「常時ベッド空きなし」13%

 満床を理由に救急搬送の受け入れを断った医療機関の半数は、実際には空きベッドがあるのに、医師や看護師などの不足が原因で受け入れできない状況にあることが、厚生労働省のサンプル調査で分かった。「常に満床」と答えた医療機関は1割強しかなく、医師不足が救急医療体制の維持を難しくしている実態が浮かんだ。

 サンプル調査は先月30日に実施。救急搬送に関する総務省消防庁の調査で昨年度、搬送先を探す際に4回以上の照会が必要だったケースの割合が、全国平均の3・9%を上回った東京都や大阪府など10都府県で53病院を抽出し、「満床」と搬送拒否した理由の内訳を聞いた(複数回答)。

 その結果、「病院全体が常に満床」は4カ所、「救急病棟のみ常に満床」は3カ所で、常時救急用のベッドに空きがないのは全体の13%にとどまった。一方、51%に当たる27カ所は「空きベッドはあるが、人手や医療器材が不十分」と回答。「搬送を断るために『満床』と言った」病院も3カ所あった。【夫彰子】

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