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zoom RSS 新潟から明日の医療を考える その2

<<   作成日時 : 2017/06/12 17:18   >>

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窓MEDICINE 協議会雑誌6月号
https://www.jmha.or.jp/jmha/magazine/


魚沼医療再編

 魚沼圏域とは、群馬県谷川岳を貫く上越新幹線の越後湯沢駅から浦佐駅を過ぎて長岡市(越後川口)までの魚野川流域(湯沢町、南魚沼市、魚沼市)と、越後川口から長野に抜ける飯山線沿いの信濃川流域(津南町、十日町市)の二つの川筋を合わせた地域であり、起伏の激しい魚沼丘陵に隔てられ、雪深い過疎地域を数多く抱えています。面積は2,649kuと神奈川県よりも広大ですが、人口は神奈川県の2%、わずか18万人です。さらに当地域は深刻な医師不足状態であり、人口10万人あたりの医師数が119.0人と県平均を大きく下回っています。
 県立病院の老朽化、救急医療(三次救命センターまで最も遠い地域からは一時間半)や高度医療(悪性新生物に対する放射線療法・周産期医療・急性心筋梗塞などの循環器疾患)に関する課題等の解決策として、(1)地域の拠点的医療(救命救急、高度医療、新生児・周産期医療、地域医療支援)を担う「魚沼基幹病院」の設置、(2)既存の県立病院と市立病院の役割を住民に身近な医療を担う「周辺病院」に変更、(3)地域医療連携ネットワーク「うおぬま・米(まい)ねっと」の構築が掲げられました。この再編により地域住民や地元行政の長年の夢である高度救急医療がようやく確保され、周辺地域における救急搬送の流れは大きく変化し、魚沼基幹病院設置により高度医療の提供、国際的な医学研究活動の推進、学生教育、そして協力型および基幹型臨床研修病院としての臨床研修医や総合診療能力を持った医師の養成が始まりました。
しかし周辺病院や周辺地域に目を向けてみると、ゲートキーパー・コーディネーターとしての機能不足、人的資源の不足、慢性期病床の不足などの課題が顕著となり、地域完結型医療体制は未完成のままです。昔から、魚沼丘陵の両袖に位置する信濃川筋と魚野川筋の交流よりも、両川筋の下流にある長岡市への依存度がともに高く、丘陵を貫通するほくほく線や八箇峠道路などの交通網の整備だけでは、地域住民や医療者の意識を変えることは困難です。
筆者の属する十日町病院は魚沼医療圏の信濃川筋にある275床の地域中核病院です。魚沼医療再編により救急車搬入数(年間約2,000件)は不変ですが、高次救急搬送の選択肢が増えたことは大変助かりました。しかし近隣の療養型病床の廃止など回復期・慢性期医療の大幅な後退により、在宅生活を支えるための医療ネットワーク構築が喫緊の課題となって・・・・・


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新潟県のシンボル
 チューリップ(県の花)
トキ(県の鳥)
雪椿(県の木)、
雪割草(県の草花)

そして「錦鯉」 (県の観賞魚:平成29年5月5日指定)。

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