地域医療研修 津川病院および阿賀町診療所における経験とは

来年度から地域医療研修制度が変わります。たくさんの科を細切れに回るのではなく、ストレート研修部分を増えますが地域医療研修は以前と同じく必須となりむしろ期間は延長されるパターンが多くなります。2005年から地域医療研修医を受け入れ始めて現在までなんと64名が津川病院を訪れてくれました。ありがとうございます。
従来当院のような小規模病院には一人の出張医が半年交代などで来ることが多く、訪れる医師の絶対数は大病院より少ないのが普通ですが、研修期間が短いにしろ、たくさんの若いドクターにこの地域医療を体験していただけたということで、新医師臨床研修制度には感謝している次第です。とすれば実際に役に立った研修内容かどうかが今度は問われることになります。専門医研修とは異なり総合医のコンセンサスが医療者も住民側も今ひとつぼやけていることから (→http://17041615.at.webry.info/200908/article_5.html)、津川病院の研修目標が大きな意味を持つことになるかもしれません。
ちなみにプレアンケートは以下のような項目です

以下の項目について、どれ位自信をもって行えますか?

かかりつけ医の役割を述べることができる。
地域の特性が、患者の罹患する疾患、受療行動、診療経過などにどのように影響するかを述べることができる。
患者の心理社会的な側面(生活の様子、家族との関係、ストレス因子の存在など)について医療面接の中で情報収集できる。
疾患のみならず、生活者である患者に目を向けて問題リストを作成できる。
患者とその家族の要望や意向を尊重しつつ問題解決を図ることの必要性を説明できる。
患者の日常的な訴えや健康問題の基本的な対処について述べることができる。
患者の年齢・性別に応して必要なスクリーニング検査、予防接種を患者に勧めることができる。
健康維持に必要な患者教育(食生活、運動、喫煙防止または禁煙指導など)が行える。
患者診療に必要な情報を適切なリソース(教科書、二次資料、文献検索)を用いて入手でき、患者に説明できる。
患者の問題解決に必要な医療・福祉資源を挙げ、各機関に相談・協力ができる。
診療情報提供言々介護保険のための主治医意見書の作成を補助できる。


さてこれを読んでいるベテランのドクターも一度考えてみてください

画像

ナイトスクールでの医学講演研修 角島にて

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

ガッツ(がんばれ!)

この記事へのコメント

ベテランナース
2009年12月30日 00:29
来年度から、看護師の卒後研修も努力義務化されるので、とても興味深く読ませていただきました。記載されておられる11項目はプレアンケートなので行動目標とは違う性質のものだと思いますが、行動目標として分類してみると、認知領域の目標が4つ、精神運動領域の目標が7つになります。教育目標の3領域(認知・精神運動・情意)のうち情意領域がないです。
「地域医療に関心を持つ。」とか「チーム医療の重要性に気づきを示す。」というような、このブログから伝わってくる先生の「ねがい」のようなことを、情意領域の行動目標として提示することでもっと地域医療への貢献度が上がるのではないかと思いました。頑張ってください!!
2009年12月31日 13:29
なるほど情意領域と表現するのですね。
来年度の地域医療研修項目やアンケートに反映させてみます
ご指摘ありがとうございました

この記事へのトラックバック