インタビュー その3
https://www.m3.com/news/kisokoza/743609
――新たに総合診療専門研修プログラムなどスタートしているそうですが、その理由を教えてください。
以前より総合医、家庭医、プライマリ・ケア医などの必要性は、医療界のみならず多くの人々の間で議論がなされてきました。日本専門医機構における総合診療専門研修プログラムは、そういう背景のもとに生まれました。
しかし総論賛成各論反対、いまひとつコンセンサスが得られているとはいえず、残念ながら総合診療専攻医はまだまだ少ない状況です。私たちは、総合診療を始めとした次世代医療人の育成、そして新しい日本の医療システム醸成の場として、当院を最大限活用してもらいたいと考えています。
出典:m3.com(https://www.m3.com/)
この中に何人の雪だるまが隠れているでしょうか?
――地域医療を守るために、自治体が取り組んでいることはありますか?
十日町地域振興局健康福祉部では、地域医療に関心のある人を募って「妻有の里 地域医療・地域ケアを支え隊」を結成してくれています。このプロジェクトの一環として、「病院応援し隊」が月に1回当院の医師に地域の食材で作ったお弁当を届けてくれたり、「受診行動を良くし隊」が適正受診啓発の出前講座を実施したりしています。
十日町の医療を守り、住民の生活を守るためには、十日町に住む人たちが皆で考え、できることから取り組んでいくしかありません。これからも医療を受ける側と医療に従事する側がそれぞれの課題を共有し、常に対話しながら考えていきたいと思っています。
(エムスリーインタビューはこれでおわりです)
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