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zoom RSS 「地域医療にリハビリマインドを」 新潟リハビリテーション研究会十周年記念誌より

<<   作成日時 : 2009/10/31 00:00   >>

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新潟リハビリテーション研究会の十周年記念誌への投稿です。私一応リハ専門医を持っています なぜリハビリ医学会に入ったのか・・・ やはり諸先輩方そして優秀な仲間たちのおかげです 

「地域医療にリハビリマインドを」
昭和60年に自治医科大学を卒業し、新発田病院で2年間研修後にへき地勤務ということで六日町立国保城内病院に着任しました。その頃県立六日町病院リハビリテーション科に君臨されていた栢森先生は既に全人的医療を実践されており、その魅力に感化されましてリハビリ医学へ足を踏み入れることになりました。当時は脳血管障害で倒れて病院に運ばれる救急患者は大変多く、ひとつの病棟をセンター化してすべての患者さんを24 時間365 日診ておられました。栢森先生の学術的なことはもちろん、臨床や私的なことでも先を読む力には大変驚かされました。翌年私は六日町病院に異動となり内科医として勤務しながらリハビリマインドを叩き込まれたのですが、「ムンテラ」の本当の意味を教わりました。その後他の病院などを経て約10年後に再び六日町に戻り内科医として勤務する中で、呼吸リハビリテーションの大切さに気づかされました。阿方MD、瀬崎PT、児玉OT らとともに包括的呼吸リハの実験を開始しました。呼吸筋ストレッチやスクイージングを習得し、ADL 評価は雪関連動作を取り入れるなどさまざまな試みを多くの呼吸不全患者とのコミュニケーションの中で実践してきました。このようなアプローチの中でパルスオキシメーターの重要性について強く認識させられました。これは医師だけではなくあらゆるコメディカルが簡便に利用できるだけでなく、結果が数値で表れるということがメリットでした。それらのデータを使ってどのようなリハビリテーションアプローチが最適なのかを模索する日々はとても楽しく充実していました。そんな日々もあっという間に過ぎてお上から津川病院への転勤を命ぜられ、平成14年から超高齢社会における地域医療にどっぷりつかることになりました。医師不足でリハビリテーションスタッフも皆無なのに寝たきり高齢者がひしめいている病院の中で一体何ができるのだろうか?そんなことで悩む中、みどり病院の佐藤院長と曽川先生の御尽力によりリハビリテーション科の立ち上げとPT 確保にこぎつけることができました。チーム医療および保健福祉スタッフとのネットワーク作りについては六日町での経験がとても役に立ちました。リハビリ介入効果は訪問患者数の大幅な増加と在院日数の短縮につながり、阿賀町の在宅医療の拡充に大きな役割を果たしました。このことから多職種によるチームアプローチはリハビリテーションの大原則であると同時に、地域医療の要であるという確信を得るに至りました。寝たきりにならないようにするにはどうしたらよいのか。6年間の徹底的な在宅医療及び在宅ケアへの誘導作戦は、患者および住民中心の医療に近づいているといまはっきりと云えます。そしてその過程におけるリハビリテーションマインドの大切さを痛感した次第です。
さてリハビリテーション専門医としてはまったく本道からはずれている私にこれから何ができるかと問うてみると、やはり「コーディネート」でしょうか。福祉、保健、医療の連携、臓器別専門医・大病院医師と地域医療・在宅医療従事者との架け橋、そして研修医や若手医師のリハビリテーション医学への誘いなどなど・・・そんなことに少しでも貢献
できればと考えております。
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新潟リハビリテーション研究会です http://www.med.niigata-u.ac.jp/reh/index.html 

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